
アイデア発想法とは、結論から言うと「新しい価値の種を、偶然のひらめきではなく手順で生み出すための技法」です。ビジネスで使えるアイデアの多くは、ゼロからの発明ではなく、顧客の「不」と既存の要素の組み合わせから生まれます。
この記事では、ビジネスの実務で使える代表的な発想法と、アイデアを成果につなげる進め方をわかりやすく解説します。
アイデア発想法とは?
アイデア発想法とは、考えを広げたり組み合わせたりする手順を型にしたものです。「才能のある人がひらめくもの」と思われがちですが、実際には型を使えば誰でも一定の質のアイデアを量産できます。重要なのは、発想の前に「誰の、どんな課題を解決したいか」を決めておくことです。お題が曖昧なままでは、どんな発想法も機能しません。
ビジネスで使える代表的な発想法
①ブレインストーミング
質より量を優先し、批判せずにアイデアを出し合う定番の手法です。コツは「1人で事前に書き出してから持ち寄る」こと。いきなり会議で始めると、声の大きい人の意見に引っ張られます。
②SCAMPER(スキャンパー)
既存の商品・サービスに対して「置き換える・組み合わせる・応用する・修正する・転用する・削る・逆にする」の7つの問いを当てる手法です。ゼロから考えるのが苦手でも、既存のものを起点に確実に案を広げられます。
③顧客の「不」の棚卸し
お客様の不満・不便・不安を集めて、その解消策を考える方法です。ビジネスの実務では最も確度が高い発想法です。お客様の声・問い合わせ・断られた理由は、すべてアイデアの原料になります。
④他業界からの転用
他の業界でうまくいっている仕組み(サブスク・会員制・成果報酬など)を自分の業界に持ち込む方法です。「業界の常識」が他業界では非常識であることは多く、差別化の源泉になります。
アイデアを成果につなげる進め方
- お題を決める:「誰の、どんな課題か」を1文で書く
- 量を出す:質を問わず30案。発想法はここで使う
- 2軸で絞る:「顧客への価値の大きさ×自社で実行できるか」で3案まで絞る
- 小さく検証する:意見ではなく行動(申込・支払い)で確かめる
アイデアの価値は思いついた瞬間ではなく、検証を通過して初めて生まれます。検証の進め方は新規事業は何から始める?、商品化の手順は商品開発の進め方で解説しています。
よくある質問
- アイデアが全然出てきません
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原因のほとんどは「お題が広すぎる」ことです。「売上を伸ばすアイデア」ではなく「既存客のリピートを増やすアイデア」のように絞ると、途端に出やすくなります。それでも出なければ、お客様の声を集めることから始めてください。
- 良いアイデアかどうか、どう判断すればいいですか?
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社内の評判では判断できません。「お金を払ってでも解決したい課題か」「自社の強みで実行できるか」の2つで絞り、最後は小さな実売テストで市場に聞くのが唯一確実な方法です。
プロリバの考え方
プロリバでは、アイデアは事業の出発点ではなく「課題と価値の設計の結果」だと考えています。誰の課題を解決するかが決まっていれば、アイデアは技法で量産できます。逆に、設計なしのひらめき頼みは、当たっても再現できません。
ご相談をご検討の方へ
もし現在、
- 新しい商品・サービスの案を出したいが、切り口が見つからない
- アイデアはあるが、どれに投資すべきか判断できない
- 思いつきの施策が続かず、成果につながっていない
という状況であれば、課題の設計とアイデアの検証プロセスから一緒に整理することをおすすめします。
プロリバでは、事業設計からアイデアの検証、商品化・集客まで一貫して支援しています。
まずはお気軽にご相談ください。
この記事の執筆・監修:中塚 祐太郎(合同会社Progress Liberty 代表)
東京理科大学卒。数学講師・教室運営を経て、株式会社葵(Z会グループ)執行役員COO、合同会社DMM.com COO室で新規事業開発・M&Aを担当。2021年に合同会社Progress Libertyを設立し、中小企業の事業設計・集客・採用を「誰に・何を・どう伝えるか」の設計から一貫支援。大手メディアのEC事業立ち上げ支援、スタートアップのイグジット支援などの実績。会社概要
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